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被爆2世医師でシンポ 8月 IPPNWの広島大会

 広島県内の医師たちでつくる被爆2世医師の会は9日、8月に広島市である核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会で、5カ国の被爆2世医師が集うシンポジウムの開催を決めた。

 シンポはIPPNW世界大会の会期中の8月25日に広島国際会議場(中区)で開く。米国、ブラジル、韓国、北朝鮮の4カ国と広島、長崎の被爆2世医師計6人が参加する予定で、核兵器の悲惨さなどを発信する。北朝鮮の出席者の手続きは今後調整するという。

 西区の広島医師会館で9日にあった同会の会合には約30人が参加。世話人の一人、広島県医師会の松村誠常任理事がシンポの開催を提案し、了承された。松村常任理事は「被爆医療に携わり医学的影響を知る私たちには、核兵器廃絶に取り組む使命がある。IPPNW世界大会は声を上げるのに良い機会になる」と話していた。(藤村潤平)

(2012年3月10日朝刊掲載)

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