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3・11実行委「ノーモア」/日本環境会議大会 原発テーマ 松江で集い 惨状報告や講演

 東日本大震災から1年を迎えるのに合わせ、中国電力島根原子力発電所が立地する松江市で、原発やエネルギー政策を考える市民集会が相次ぎ開かれる。

 市民有志でつくる「3・11集会実行委員会」は11日、「ノーモア・フクシマ~どうする島根原発~」を御手船場町の県中央労働福祉センターで開く。

 被災者や有識者3人が報告。福島第1原発から3・5キロの双葉高(福島県双葉町)で被災した高校教諭松本佳充さん(57)は当時の惨状を紹介する。

 大学教授や公害問題に取り組む市民団体でつくる日本環境会議は17、18日、原発のリスク低減をテーマにした島根大会を西川津町の島根大で開催する。

 17日は、ドイツ政府が設けたエネルギー政策の諮問機関で委員を務めたベルリン自由大のミランダ・シュラーズ教授が講演。2022年までに、ドイツの全原子炉を廃炉にする関連法を成立させた経緯を解説する。18日は、鳥取県日南町のNPO法人が木質バイオマスなど再生可能エネルギーの導入事例と課題を報告する。

 11日の集会は午後1時半~4時半。資料代500円。実行委の都田哲治さんTel090(4650)8096。舟木健治さんTel090(8718)8753。環境会議は17日が午後1時半~5時、18日が午前9時~午後1時。資料代500円。事務局Tel0852(32)6137。

(2012年3月10日朝刊掲載)

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