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原発廃棄物 3年ぶり搬出へ 島根県発表

 島根県は31日、中国電力から報告を受けた島根原子力発電所(松江市鹿島町)の2016年度の核燃料などの輸送計画を発表した。低レベル放射性廃棄物の処理を巡る虚偽記録問題で、15年に搬出を取りやめた同廃棄物の一部を、ことし10月に搬出するとした。

 11、12年作製のドラム缶(200リットル入り)440本を、青森県六ケ所村の日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センターへ運ぶ。昨年、1240本を輸送する計画だったが、6月末に虚偽記録問題が発覚したため、全て見送っていた。搬出は13年6月以来、3年ぶりとなる。

 このほか、使用済み核燃料は輸送計画なし、新燃料は計画未定とした。運転計画では、1号機は昨年に廃炉が決まっており、2、3号機の稼働時期は未定としている。(秋吉正哉)

(2016年4月1日朝刊掲載)

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