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福山空襲や戦争 62人の手記掲載 市老人ク連が記念誌

 福山市老人クラブ連合会は、市制100周年に合わせ、福山空襲や戦時下の暮らしを語り継ぐ記念誌「次世代へのメッセージ」を作った。

 A4判、204ページで62人の手記を載せた。福山空襲の証言では「福山城の天守閣は燃え落ち、防火水槽に頭を突っ込んだまま亡くなった遺体を何体も見て、地獄のようだった」などと記述。通っていた学校が焼けた体験などもつづる。

 げた産業などで栄えた戦後の歩みも紹介する。事務局長の多田三千男さん(80)は「文字で戦争体験を次世代に伝えたい。平和の大切さを忘れないでほしい」と話す。1500円。事務局Tel084(924)0186。(高本友子)

(2016年4月1日朝刊掲載)

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