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日本語劇団員ヒロシマ学ぶ インドネシアから来日 平和公園訪問

 広島公演などで来日しているインドネシア人の日本語劇団「en塾(えんじゅく)」の団員が31日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、被爆地の歴史を学んだ。

 団員50人は原爆慰霊碑に献花。東日本大震災からの復興を願うオリジナルソング「桜よ~大好きな日本へ」を公園で合唱した。原爆資料館も見学した。演出などを担当するアリオ・アクダさん(28)は「歴史の授業で学んだが、実際に広島へ来て被爆者の気持ちを考えた。演劇を通じて平和のために役立ちたい」と日本語で話した。

 劇団は同国で日本語を学ぶ大学生たちの実践の場として呉市出身の甲斐切清子(すがこ)さん(58)が2009年に首都ジャカルタで設立。14年から日本公演を続け、2日にある初の広島公演はチケットが完売している。(新谷枝里子)

(2016年4月1日朝刊掲載)

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