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居森清子さん死去 本川小で被爆 体験証言

 爆心地から約400メートルの本川国民学校(現広島市中区の本川小)で被爆し、児童で唯一助かった居森清子(いもり・きよこ)さんが2日、横浜市南区の横浜市立大付属市民総合医療センターで死去した。82歳。広島市中区出身。お別れの会は10日、横浜市南区中村町2の125の1、キリスト教横浜福音教会で。時間は未定。喪主は夫公照(ひろてる)氏。

 1945年8月6日、鉄筋校舎の1階で被爆し、奇跡的に助かった。両親と弟を亡くして独りとなり、仕事を求めて横浜市に移り住んだ。膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかった40歳から重複がんと闘いながら、「生き残った私の使命」と首都圏の学校や平和集会などで被爆体験を証言した。(金崎由美)

(2016年4月4日朝刊掲載)

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