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復興応援高らかに オープン戦「たる募金」 カープ選手ら呼び掛け

 東日本大震災の発生から1年を前にした10日、広島市内で復興支援の取り組みの輪が広がった。主催者や参加者は「あの日」をあらためて胸に刻み、被災地にエールを送った。(胡子洋、野田華奈子、新本恭子)

 広島東洋カープは10日、ヤクルトとのオープン戦があったマツダスタジアム(広島市南区)で東日本大震災の被災者支援のたる募金をした。

 試合前に、選手会長の東出輝裕内野手や野村祐輔投手ら32選手のほか、宮城・仙台育英高出身の佐藤由規投手らヤクルトの選手も加わり、メーンゲートで実施。「がんばろう! 東日本」と記したたるを手に、ファンに呼び掛けた。東出内野手は「すぐ復興はしない。ずっと継続してできることをやっていきたい」と話した。

 球団は今季、マツダスタジアムである公式戦全試合でたる募金をし、被災地に送る。(川手寿志)

(2012年3月12日朝刊掲載)

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