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核意識 平和公園で調査 広島女学院高と盈進中・高生

 広島女学院高(広島市中区)と盈進中・高(福山市)の生徒約50人が10日、中区の平和記念公園で、平和と核への意識を尋ねるアンケートをした。

 質問は、広島・長崎の原爆投下の日▽沖縄慰霊の日▽日本人以外で原爆被害に遭った人の国籍―など11項目。福島第1原発事故を踏まえ、核そのものの廃絶について聞いた。元安橋や原爆ドーム周辺では、外国人旅行者にも英語で尋ねた。アンケート結果は両校の平和活動に生かす。

 盈進中・高は、原発事故による放射能汚染が深刻な福島県飯舘村に住む広島の被爆者と交流している。同高2年山本真帆さん(17)は「核兵器廃絶だけでなく、核自体の存廃について、まずは市民の思いを知りたい」と話した。(加納亜弥)

(2012年3月12日朝刊掲載)

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