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モンゴル議員 被爆体験聞く 原爆資料館見学

 モンゴル国家大会議(国会)の議員2人が10日、広島市中区の平和記念公園を訪問した。原爆資料館を見学し、被爆者の体験に耳を傾けた。

 ゾリグ・アルタイ氏(53)とデンデブ・テルビシダグワ氏(56)。増田典之副館長の案内で館内を回り、熱線に焼かれた少女などの写真に見入った。12歳で被爆した池田精子さん(79)=安芸区=の証言も聴いた。

 モンゴルは1992年に非核兵器地帯宣言をするなど、非核化に積極的。2人は笹川平和財団(東京)の招きで訪ねた。テルビシダグワ氏は「今も昔も、核兵器開発を進める国の指導者に怒りを感じる」と強調した。

(2012年3月12日朝刊掲載)

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