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ヒロシマの決意 明記を 広島県原水禁、外相らに要請

 広島市での外相会合を前に、広島県原水禁は5日、会合で発表される「広島宣言」に「核兵器による悲劇を二度と起こしてはいけないとの決意」を盛り込むよう求める要請書を岸田文雄外相宛てに提出した。

 要請書では併せて、加盟国に誠実な核軍縮交渉を義務付ける核拡散防止条約(NPT)6条の順守も明記されるべきだと強調している。前市長の秋葉忠利代表委員らが市内の岸田氏の事務所に届けた。

 続いて、秋葉氏らは市役所に松井一実市長を訪ね、「会合が世界的な意味を持つよう働き掛けてほしい」と要請。文書を受け取った松井市長は「しっかり受け止めたい」と応じた。県原水禁は、湯崎英彦知事宛ての要請書を県庁にも届けた。(水川恭輔)

(2016年4月6日朝刊掲載)

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