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[広島外相会合 書面インタビュー] 英国外相 安全保障の課題を共有

  ―「核兵器なき世界」に賛同しますか。
 賛同する。われわれは核拡散防止条約(NPT)の枠組みの中で、段階的な多国間軍縮交渉を通じて「核兵器なき世界」に到達するのが最善の方法だと固く信じている。核拡散を防ぎ、より安全で、保有国が核兵器を放棄できると感じる世界に向けて具体的に行動するため、国際社会の全てのパートナーと努力を続ける。

  ―外相会合ではどんな議論を期待しますか。
 国際平和と安全保障に関する非常に切迫した問題について、主要国のパートナーと率直に、詳細に話したい。具体的には、東ウクライナで進行している事態や、東アジアのさまざまな安全保障問題、テロによる差し迫った脅威などだ。これらに対処するにはパートナー同士が十分に意思疎通し、行動を起こす確固たる決意を持つ必要がある。多くの重要なテーマに関し、共通の立場で合意できると確信している。

  ―過去に広島を訪れた経験はありますか。
 今回が初めてだ。前回は1月に日本を訪れたが、その時は首都圏以外を訪れる機会はなかった。北朝鮮が核実験をした数日後で、この(東アジア)地域が直面している安全保障問題と、それに共に取り組む必要性をあらためて認識した。

 岸田文雄外相からは、詳しい広島の歴史を聞きたい。広島の人々が第2次世界大戦後に見事に立ち上がって自分たちの街を取り戻し、再建した方法を直接知る機会になる。

  ―広島の若者たちに「平和のためにこれをしてほしい」という提案は。
 広島でも他の場所でも、年齢に関係なく全ての人が地域社会やもっと大きなスケールで貢献できる。どのような方法を取るべきかを決めるのは個人だ。

 英国は、力ではなく規則に基づいた国際秩序の重要性を強調している。国内総生産(GDP)の7%を他国支援のために使う国際目標と、GDPの2%を国家防衛に使用する北大西洋条約機構(NATO)の目標を達成するということが英国の手法だ。それらが繁栄、平和、安全保障を確保するのに大切だと考えている。

(2016年4月6日朝刊掲載)

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