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　広島市で１０、１１両日にある外相会合を前に、参加する７カ国の国旗と欧州連合（ＥＵ）の旗が７日、中区の平和記念公園南側の緑地帯に掲げられた。

　歓迎ムードを高めようと、広島県や市など官民でつくる支援推進協議会が企画した。高さ約８メートルのポールを立て、日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、英国、米国の国旗とＥＵ旗を取り付けた。

　仕事で市内に訪れた東京都渋谷区の会社員吉野功人さん（３９）は「平和の実現へ、理想論だけではなく現実に即した議論を望む。被爆地を抱える日本がリードしてほしい」と話した。

　参加する外相は１１日に公園を訪れ、原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に献花する。公園内にある広島国際会議場には各国の報道機関の記者らが詰める「国際メディアセンター」が設置される。（長久豪佑）

（２０１６年４月８日朝刊掲載）