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参加全代表と会談へ 岸田外相 米とは普天間・TPP 広島外相会合

 広島市で10、11の両日にある外相会合に合わせて、岸田文雄外相は、参加6カ国とEUの外相ら7人とそれぞれ会談に臨む方向で調整している。米国のケリー国務長官とは、両国の懸案となっている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題などを議論する見通しだ。

 外務省によると、岸田氏は日米外相会談で、名護市辺野古への移設計画を着実に進める考えをあらためて表明。環太平洋連携協定(TPP)の早期発効に向け、日米両国が主導的に取り組む必要性も確認する方針だ。

 米国務省は来年、省内に外交関連資料を展示するセンターを開設する予定。これを受けて、岸田氏からは1860年代の日米関係史の関連資料を寄贈する。

 各国外相とは2国間関係の強化を図り、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の成功に向けた協力を確認する。(田中美千子)

(2016年4月8日朝刊掲載)

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