×

ニュース

「核廃絶へ前進期待」 オーストリア議員広島市長と面会 広島外相会合

 オーストリアの墺日友好議員連盟の国会議員6人が7日、広島市を訪れ、松井一実市長と面会した。10、11両日に市内である外相会合で、核兵器廃絶への前進がみられるよう期待感を示した。

 代表してあいさつしたヘルマン・クリスト氏(56)は、会合に参加する7カ国に対し「未曽有の惨事を二度と繰り返さないために努力を惜しまない、と訴えてほしい」と求めた。

 オーストリアは、核兵器の非人道性に焦点を当て、法的禁止の議論を主導している。松井市長はこれを念頭に、2月に始まった核軍縮を巡る国連作業部会について「いい成果が出るよう期待している」と話した。一行は日本の議会制度などの視察のため4日に来日。8日に帰国する。

(2016年4月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ