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戦艦大和戦死者を追悼 呉で式典 遺族ら150人平和願う

 戦艦大和が東シナ海に沈んで71年となる7日、建造された広島県呉市の呉海軍墓地(上長迫町)で追悼式があった。雨の中、乗組員の遺族たち約150人が参加した。

 主催した戦艦大和会の広一志会長(92)が「乗組員の顕彰を後世に引き継ぐことが使命だ」と呼び掛け、平和を願った。呉市が計画する大和の潜水調査については「現況調査は有意義」と述べた。

 参加者は「戦死者之碑」に菊の花を手向けた。上等兵曹長として乗り組んだ夫を亡くした東京都大田区の山中恵さん(97)は「夫の分も長生きして、来年も会いに来たい」と話していた。(見田崇志)

(2016年4月8日朝刊掲載)

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