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証言に基づく震災アニメ映画 福山で17日上映

 東日本大震災の被災者の証言を基に制作したアニメ映画「無念」の上映会が17日、福山市丸之内の市人権平和資料館である。

 映画は広島市の市民団体「まち物語制作委員会」の制作。福島県浪江町でがれきの下に人を確認しながら、原発事故の影響で避難せざるを得なかった地元消防団員の無念、地元農家の風評被害への憤りなどを約1時間のオムニバス形式で描く。

 委員会のメンバーが震災直後から福島県に通い、仮設住宅で聞き取りを重ねた。福山市では初上映。新沢孝重代表(81)=広島市安佐北区=は「事故後の現実を分かってほしい」と話している。午前11時、午後1時半の2回。無料。同館Tel084(924)6789。(高本友子)

(2016年4月8日朝刊掲載)

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