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8外相、平和公園11日訪問 広島外相会合

 広島市で10日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立つ外相会合が開幕する。7カ国と欧州連合(EU)の外相が出席。2日間の日程で、核軍縮・不拡散やテロ対策といった多岐にわたる外交課題を討議する。核兵器を持つ米国、英国、フランスの現職外相の被爆地訪問は初めて。11日に平和記念公園(中区)を訪れる。

 5月26、27両日の伊勢志摩サミットの関連で、10ある閣僚会合の第1弾。議長国を務める日本は国際社会が向き合う緊急の重要課題を取り上げ、サミットの成功につながる成果を得たい考えだ。

 11日は、8人の外相がそろって原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に献花する。広島、長崎に原爆を投下した米国のケリー国務長官の訪問が、「核兵器なき世界」を掲げるオバマ大統領の被爆地訪問につながるかどうかという点も注目される。

(2016年4月9日朝刊掲載)

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