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外相会合関係者に土産 熊野筆・サッカーボール・ペン 広島のものづくりPR

 広島市で10、11両日にある外相会合で、広島県や市、広島商工会議所などでつくる支援推進協議会と外務省は、各国から訪れる政府代表団などに記念品を贈る。広島ゆかりの企業が作った原爆ドーム(中区)をあしらったペン、熊野筆、サッカーボールの3点セットで、広島のものづくりの力をPRする。

 ペンは呉市発祥のセーラー万年筆(東京)製で、ボールペンとシャープペンシルを使い分けられるタイプ。サッカーボールはモルテン(西区)、熊野筆の化粧筆セットは晃祐堂(広島県熊野町)の製品。広島の地名を日本語、会合名を英語でデザインしたナイロン製の手提げ袋に詰め、計千セットを用意した。閣僚を除く政府職員や報道関係者に渡すという。

 事業費は約800万円。バッグとボールは外務省が300万円で、ペンと化粧筆は協議会が500万円でそろえた。協議会は「広島の優れた技術と平和への願いをアピールしたい」。これらとは別に、県内の観光スポットや歴史を紹介する写真集とDVDも新たに作り、一緒に配る。(田中美千子)

(2016年4月9日朝刊掲載)

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