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平和構築へ議論を報告 SHAPE会議

 世界の平和構築をテーマに、広島市で3月に開催された「SHAPEアジア・太平洋会議2016」の菅原聡代表(32)=横浜市=が8日、広島県庁に湯崎英彦知事を訪ねた。同会議の議論を踏まえ、各国の政治指導者たちの被爆地訪問に向けて働き掛けを強めるよう提言した。

 同会議は、各国の政財界トップたちが集う「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラムの公式行事。市内で10、11の両日にある外相会合のプレイベントとして3月に開催された「青少年外相会合広島」と連携して開かれ、世界37カ国から同フォーラムの任命を受けた33歳以下の112人が参加した。

 菅原代表は湯崎知事に報告書を手渡し、会議でのやりとりを紹介。広島への提言として「各国代表や経済界のリーダー、政治指導者はもっと広島を訪れ、平和の重要性について体感すべきだ。そのための活動を強めてほしい」と訴えた。湯崎知事は「外相会合の参加7カ国だけでなく、広島訪問の動きが広がるように取り組みたい」と応じた。

(2016年4月9日朝刊掲載)

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