×

ニュース

岩国基地や駅も警戒強化 広島外相会合 パトカーの巡回増

 広島市で10、11日にある外相会合を前に、米海兵隊岩国基地がある岩国市でも、県警などが同基地周辺やJR駅、港湾施設で警戒を強化している。

 岩国署は、パトカーによる巡回を増やすなどして不審者や不審物の早期発見に努める。同署と岩国海上保安署は、沿岸の工場などに警備を強めるよう求めており、警察官が配置される企業もある。

 同基地は8日深夜から滑走路北側の一般向け道路「パブリックアクセスロード」を閉鎖。12日午前4時半に解除するとしている。

 外相会合の両日は、広島市につながる高速道や一般道の渋滞が予想されるため、広島県警は「車での移動は避け、公共交通機関を使ってほしい」と呼び掛けている。

 一方、岩国市内の一部のホテルは、警備のため全国から集められた警察官の宿泊先となっている。ホテル関係者は「国際的に大事な行事なので、可能な限り協力をしたい」と話している。(藤田智)

(2016年4月9日朝刊掲載)

年別アーカイブ