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世界の子ども支え10年 広島県ユニセフ協 16日 記念のつどい

 国連児童基金(ユニセフ)の活動を県内で支援している、広島県ユニセフ協会(会長・越智光夫広島大学長)が設立10周年を迎えた。世界の子どもの命や健康、教育の大切さを訴える学習会を開くなど地道な活動を続けてきた。16日、広島市中区で「記念のつどい」を開く。

 協会は2006年3月、日本ユニセフ協会(東京)の県支部として設立した。現在、メンバーは主婦や定年退職者を中心に約40人。月1、2回、県内の学校や公民館に出向き、紛争や貧困に苦しむ世界の子どもの現状を伝える講座などを開いている。

 学生ボランティアと街頭に立ち、ユニセフに託す募金集めもしてきた。設立当初からのメンバー、小都妙子さん(66)=安佐南区=は「支援を受けた子どもの笑顔に勇気づけられる」と、やりがいを語る。

 9日は、中心メンバー11人が中区の協会事務所に集まり、つどいの進行や今後の活動について話し合った。事務局長の高田和美さん(57)=中区=は「次の10年へ向け、より積極的に地域イベントを企画し、ボランティアの輪を広げたい」と意気込んだ。

 つどいは16日午後1~4時、中区本川町2丁目のゲバントホールである。元ユニセフ職員の講演や、県ユニセフ協会のボランティアの活動報告がある。無料。同協会Tel082(231)8855。日曜日は休み。(永山啓一)

(2016年4月10日朝刊掲載)

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