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　笠岡市では、笠岡希望プロジェクトや市社福協など５団体でつくる実行委員会が祈りの集会を貫閲講堂で開催。３６人が出席し、献花台に白菊を手向けた。午後２時４６分には１分間黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。

　昨年４月に宮城県南三陸町を訪れた建設業高田哲治さん（３７）＝用之江＝は「当時は、がれきがあふれていた。今はどうなのか、離れていても気になる。早く復興が進んでほしい」と願った。

　交流会では各団体が活動などを報告。主催した市民団体の中村俊一代表は「震災をよそごととせず、笠岡で何ができるか考えるきっかけにしたい」と強調した。夜には鎮魂のキャンドルをともした。同実行委は大井公民館でも集会を開いた。

（２０１２年３月１２日朝刊掲載）