×

ニュース

島根県が代替2施設指定 島根原発オフサイトセンター

 島根県は12日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故の際、対策拠点となるオフサイトセンター(同市内中原町)が使えない場合に備え、内閣府が県出雲合同庁舎(出雲市)と県仁多集合庁舎(奥出雲町)を代替拠点に指定したと県議会総務委員会で報告した。

 出雲合同庁舎は原発の南西28・3キロにあり、鉄筋7階建て、延べ7880平方メートル。仁多集合庁舎は同南38・5キロで鉄筋3階建て、延べ1550平方メートル。ともに県の出先機関が入る。

 オフサイトセンターは原発事故時に国や自治体、電力会社などを結び、会議や情報収集、住民の避難指示の検討をする拠点となる。現在のセンターは原発の南東9・1キロで、2002年に指定。県は13年4月、代替拠点として出雲合同庁舎を選び、2カ所とも放射線物質の侵入を防ぐための改修工事を14年3月までに完了した。(秋吉正哉)

(2016年4月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ