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「閣僚広島訪問 普通になれば」 外相会合で知事

 広島県の湯崎英彦知事は12日の記者会見で、10、11の両日に広島市であった外相会合に触れ、「今後、各国の首脳をはじめ、国防大臣たちも含めた閣僚の広島訪問が普通になるといい」と述べ、核兵器廃絶に向けた国際社会の機運の醸成につながることに期待した。

 湯崎知事は、11日に原爆資料館を視察した各外相の様子について「それぞれがじっくりと展示に見入っていた。非常に熱心に、真剣にご覧いただいた」と振り返った。質問を受ける場面もあったといい、「(被爆の実態を)重く受け止めているのは明らかだった」と印象を語った。

 5月下旬の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせたオバマ米大統領の広島訪問については、「米国側も真剣に検討していると思う。今は静かに見守るべきだ」との考えを示した。

(2016年4月13日朝刊掲載)

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