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　広島市での外相会合に出席したケリー米国務長官が１１日の会合終了後、南区の人形店「人形の藤娘」を私的に訪れ、赤のこいのぼりを購入した。同店は「広島東洋カープにちなんだ、広島ならではの土産になったのでは」と喜んでいる。

　店によると、１１日、警察から警備の関係で事前に電話連絡があり、午後５時すぎ、本人がケネディ駐日大使と来店。端午の節句向けの商品の一つとして、天井につるしていた全長３メートルの青いこいのぼりに目を付け、「これの赤がいい」と求めたという。

　小一時間ほど店内を見て回り、他に張り子の虎や日本人形を購入。山下学店長（３６）は「たまたま目にしたこいのぼりを気に入ったのだろう。オバマ大統領もぜひ来店してほしい」と話した。（和多正憲）

（２０１６年４月１３日朝刊掲載）