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東日本大震災1年 市民100人 追悼の鐘 岩国の清泰院

 岩国市川西の清泰院では、市民が祈りを込めて鐘をつくイベント「3・11 追悼と復興の鐘を鳴らそう」があった。家族連れなど約100人が参加し、それぞれが被災地への思いを込めた鐘の音を響かせた=写真。

 岩国ユネスコ協会などでつくる「3・11平和の鐘実行委員会」の主催。岡崎天隆委員長(69)は「被災地は遠いが、できることをしますという思いを鐘の音に乗せて届けたい」とあいさつ。地震発生時刻と同じ午後2時46分、同院の渡辺泰宏副住職(40)が鐘をつき、参加者は黙とうした。

 続いて参加者も順次、鐘をついた。家族5人で参加した同市通津の主婦守山智映子さん(32)は「被災地に友人がいる。早期復興を願いました」。長女の奈那美ちゃん(8)は「地震も津波も怖い。二度と起きてほしくない」と話していた。

(2012年3月12日朝刊掲載)

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