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隠岐に自衛隊常駐を 島根知事 政府に要請へ

 島根県の溝口善兵衛知事は14日の記者会見で、日韓が領有権を主張している竹島(韓国名・独島(トクト))をめぐり、国内で竹島に最も近い隠岐諸島への自衛隊の常駐を、政府に要請していく考えを明らかにした。

 溝口知事は、「5、6月に予定する国への重点要望の前に非公式な話をしたい」と述べた。「隠岐諸島側とよく相談する」と、地元の意向を尊重する考えも強調した。

 隠岐諸島は竹島の南東約160キロに位置する。竹島に対する韓国の実効支配の強まりや、隠岐諸島への船籍不明の小型木造船漂着などを受け、地元住民からは自衛隊の常駐を望む声も上がっているという。

 県は4月以降、隠岐諸島の住民と直接意見交換する場を設ける方針でいる。(樋口浩二)

(2012年3月15日朝刊掲載)

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