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政務官 状況きょう説明 山口県・岩国市に

 在沖縄米海兵隊約1500人の海兵隊岩国基地移転案が浮上した問題で、加藤敏幸外務政務官と神風英男防衛政務官が15日に山口県庁と岩国市を訪れる。米軍再編見直しをめぐる日米協議の状況などについて説明するとみられる。

 県と市によると、両政務官は15日午後に県庁で二井関成知事たちと、市役所で福田良彦市長たちとそれぞれ会談する。野田佳彦首相は2月の衆院予算委員会で「岩国にお願いするつもりはない」と移転の可能性を否定。両政務官は国の姿勢などをあらためて伝えるとみられる。

 県は移転案浮上を受けて愛宕山地域開発事業跡地(岩国市)の国への売却を留保。二井知事と福田市長は解除の条件として、移転案を米側も明確に否定することが必須という考えを示している。(酒井亨)

(2012年3月15日朝刊掲載)

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