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森山良子と広響が共演 来月19日

 デビュー50周年のシンガー森山良子を迎える「広響ポップスコンサート」が5月19日、広島市中区の広島国際会議場である。広響の壮大なサウンドに乗せ、森山が透き通った歌声を響かせる。

 森山は後半に登場し、デビュー曲「この広い野原いっぱい」や日本レコード大賞で作詩賞に輝いた「涙そうそう」、ショパンの名曲にユーモアあふれる日本語の歌詞を付けた「小犬のワルツ」など多彩な楽曲を披露する。

 原爆を投下された広島では、沖縄戦の悲しみを描く代表作「さとうきび畑」を歌う際、「霊を慰めたいという思いが強く湧く」という森山。抜群の歌唱力で観客を魅了する。

 前半は、指揮者の藤野浩一がアレンジした曲を届ける。「スター・ウォーズ」などの映画音楽やジャズのスタンダードナンバー、さまざまな国や地域を題材にした曲をつなぐ「世界一周メドレー」などを奏でる。

 午後6時45分開演。S席6500円、A席5500円、B席4500円。前売り500円引き。中国新聞社など主催。広島エフエム放送Tel082(251)2200。(余村泰樹)

(2016年4月23日朝刊掲載)

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