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ベント関連訓練 記載漏れ 島根原発 保安院検査で判明

 経済産業省原子力安全・保安院は15日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)での特別な保安検査を終了した。1、2号機の管理に加え、福島第1原発事故を踏まえた緊急安全対策の実施状況を確認した。

 検査は2月29日に開始した。緊急時に原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)装置の予備エンジン8台の駆動訓練が、昨年7月の導入時から計画表に未記載だったことが判明。中電は半年に1回の訓練を予定し、導入時と1月に実施したが、記載を忘れていた。中電は訓練計画のチェック強化など再発防止策を示した。

 特別な検査は2010年3月の点検不備問題を受け、今回で8回目。(川上裕)

(2012年3月16日朝刊掲載)

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