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浜田低空飛行 米側から返書 「訓練で能力維持」

 浜田市佐野町の佐野小上空を昨年9月29日に米軍機が低空飛行した問題で、浜田市は15日、米海兵隊岩国基地(岩国市)と駐日米大使館に宛てた訓練中止要請文への返書が、米大使館から届いたことを市議会全員協議会で明らかにした。

 返書は、ジョン・ルース駐日米大使の代理の政治担当公使名で「(米軍は)米軍機の低空飛行訓練により重要な能力を維持することができる」としている。2月29日付で、宇津徹男市長に宛てられていた。

 市安全安心推進課は「訓練の必要性を述べているだけの回答で、中止要請への返事になっていない」とした上で「今後も低空飛行を続けるという意味にもとれる」としている。

(2012年3月16日朝刊掲載)

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