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日米中学生 折り鶴交流 広島市南区の段原中

 平和学習で広島市を訪れている米オレゴン州の中学生38人が28日、南区の段原中を訪ね、日本の生徒と交流を深めた。

 体育館での歓迎会で段原中の全校生徒約470人と対面。浴衣姿の女子生徒30人が教室に案内し、抹茶と和菓子でもてなした。一緒に折り鶴を作ったり、国語の授業を受けたりして親交を深めた。

 日本語を学ぶ生徒の研修旅行として広島を訪れ、段原中との交流は昨年に続き2回目。5月2日まで広島市に滞在し、原爆資料館(中区)を見学し、被爆者の体験談を聞く。

 作った折り鶴は平和記念公園(同)南側にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」などにささげる。1年ホッパー・イーサンさん(13)は「日本の生徒が力を合わせて交流会を企画してくれ、うれしい」と喜んでいた。

(2016年4月29日朝刊掲載)

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