核兵器の法的禁止 広島市長が要請へ 国連作業部会に出発
16年5月2日
スイス・ジュネーブである核軍縮に関する国連作業部会の第2回会合に出席する広島市の松井一実市長は30日、出発を前に広島空港(三原市)で記者団の取材に応じ、「核兵器のない世界に向けた具体的な一歩を踏み出すよう訴えたい」と意気込みを語った。
会合は2~13日に国連欧州本部であり、核兵器を巡る法的措置などを取り上げる。松井市長は4日まで出席し、発言の機会を得て、各国政府の代表らに法的禁止の動きを加速するよう要請する予定だ。
また、松井市長は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて広島を訪れる見通しのオバマ米大統領に対し、原爆資料館(中区)の見学や被爆者との対面を希望。「被爆の実態を受け止めれば、おのずと次に取るべき行動は決まってくると思う」と述べ、核兵器廃絶への指導力発揮に期待感を示した。
(2016年5月1日朝刊掲載)
会合は2~13日に国連欧州本部であり、核兵器を巡る法的措置などを取り上げる。松井市長は4日まで出席し、発言の機会を得て、各国政府の代表らに法的禁止の動きを加速するよう要請する予定だ。
また、松井市長は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて広島を訪れる見通しのオバマ米大統領に対し、原爆資料館(中区)の見学や被爆者との対面を希望。「被爆の実態を受け止めれば、おのずと次に取るべき行動は決まってくると思う」と述べ、核兵器廃絶への指導力発揮に期待感を示した。
(2016年5月1日朝刊掲載)