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軍都に焦点 旧跡巡ろう 4日、広島市中区でピースウオーク

 広島市佐伯区の市民団体「旧被服支廠(ししょう)の保全を願う懇談会」は4日、中区でピースウオークを開く。5回目の今回、初めて戦前の「軍都」としての広島の歴史に焦点を当て、関連の旧跡をたどる。参加無料。

 参加者は原爆ドーム前に午前8時半に集合し、9時に出発。約3時間をかけ、日清戦争中に臨時帝国議会が開かれた「仮議事堂」や第二陸軍病院の跡地などを巡り、広島城内にある中国軍管区司令部跡を目指す。道中、懇談会員5人が説明する。

 懇談会は、旧陸軍被服支廠(南区)をはじめとした被爆建物の保存・活用の機運を高めようと2012年にピースウオークを始めた。前回までは平和記念公園内の広島国際会議場から同支廠を目指すコースだった。事前申し込み不要。懇談会事務局Tel090(6408)1528。(益田里穂)

(2016年5月2日朝刊掲載)

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