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原爆の恐怖 体験者に聞く 片山中生 呉の大和ミュージアム見学

 呉市東片山町の片山中3年生56人が2日、同市宝町の大和ミュージアムで「原爆と戦争展」を見学し、被爆者の体験を聞いた。

 生徒は6班に分かれて、被爆者6人を囲んだ。広島市南区旭町の高橋匡さん(90)は、爆心地から約330メートルのビルの地下で被爆した当時を語った。「同僚の背中いっぱいにガラス片が刺さった。核兵器は使ったら最後。廃絶の願いを引き継いで」と呼び掛けた。

 井上莉花さん(14)は「被爆体験を初めて直接聞いた。手のけがの痕を見せてもらい、原爆の怖さが伝わってきた」と話していた。

 「原爆と戦争展」は5日まで開かれている。(今井裕希)

(2016年5月3日朝刊掲載)

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