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護憲落語で笑って納得 松江 島根県内各地で憲法を考えた

 松江市のくにびきメッセでは、市民の実行委員会による「メークピースの集い」があり、飯田美弥子弁護士(東京弁護士会)が落語で護憲を訴えた。集まった約450人は笑いを交え、憲法について考えた。

 飯田弁護士は仕事の傍ら、「憲法噺(ばなし)」と題して全国で講演を重ねている。この日は、ユニークな語り口で憲法の構造や歴史を解説。自民党の憲法改正草案について「『国のために国民がある』と立憲主義を否定している」と問題点を指摘した。

 さらに「『公益および公の秩序』の表現で人権を制約している」と批判。「壊される前に平和主義の声を上げよう」と呼び掛けた。

 海士町の公務員山岡真幸さん(48)は「憲法の精神が分かりやすかった。武力による解決はできないとあらためて感じた」と話していた。(西村萌)

(2016年5月4日朝刊掲載)

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