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折り鶴活用 和紙はがき 大竹の大谷さんが商品化

 おおたけ手すき和紙保存会の大谷一真さん(39)=大竹市小方=が、平和記念公園(広島市中区)に届けられた折り鶴を活用した手すき和紙はがきを商品化した。

 赤や青の折り鶴をシュレッダーで切り、和紙原料のコウゾと一緒に手ですいた。白い和紙の上に飾りのように浮かべたり、ミキサーでさらに細かく砕いて紙全体に色を付けたりした。大谷さんは「淡い色合いを出すのに苦労した」と話す。大竹手すき和紙工房などで1枚200円で販売している。

 平和と環境をテーマにした商品を開発し発信する取り組み「P&Eプロジェクトジャパン」に賛同して製作した。P&Eは平和(Peace)と環境(Environment)の英語の頭文字。統一ブランドで発信しようと三原市の運送会社社長の道原伸二さん(47)が呼び掛け、4月に協議会を発足させた。(松永景道)

(2016年5月5日朝刊掲載)

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