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市民が交流「福福の会」 福島の被災者を福山に招こう 7~8月 キャンプ計画

 東日本大震災後、放射能汚染に不安を抱える福島県内の被災者を福山市に招き、交流を深めようと福山市民たちがボランティア団体「福福の会」を設立した。今夏のキャンプ開催に向けて準備を進めている。(高本友子)

 メンバーは被災地でのボランティア活動などを通じて知り合った約10人。トラック運転手の山本進さん(58)=同市芦田町=が知人に呼び掛けて結成した。団体名は福島と福山の頭文字から取った。

 計画では、7月29日から8月3日まで、幼児から高校生までの子どもがいる家族2組を招く。メンバー宅にホームステイし、ヨット乗船体験や川遊びなどを楽しむ。料金は1人1万円。被災者向けの保養施設を紹介するホームページで希望者を募る。

 山本さんは「被災地を忘れないというメッセージにもなる。放射能へのストレスから少しでも解放されてほしい」と力を込める。来年以降も続ける予定。

 市内で開くバザーやチャリティーライブなどで活動資金を募る。山本さんTel090(7774)5075。

(2016年5月8日朝刊掲載)

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