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原爆投下2年後 広島の写真 21日からネット公開 県立図書館

 原爆投下による壊滅から復興に向かう1947年の広島の写真を広島県立図書館が21日からインターネットで公開する。所蔵するネガフィルムの密着プリント4588枚をデジタル化。原爆資料館の協力を得て、撮影場所などの説明を付けた。

 日本を代表する写真家の木村伊兵衛氏たち3人が広島市内を中心に全県で撮影。県観光協会が企画した英文写真集「LIVING HIROSHIMA」制作を要請されたのがきっかけとなった。

 内田健二館長は「被爆2年後の様子をプロが切り取った貴重な写真。東日本大震災の被災地に対し、ヒロシマからの復興のメッセージにもなるのではないか」と話している。

 原民喜の童話「屋根の上」をはじめ、県ゆかりの作家・評論家の直筆原稿4点と併せて、県立図書館のホームページ(HP)に掲載する。

 アドレスはhttp://www.hplibra.pref.hiroshima.jp/

(2012年3月19日朝刊掲載)

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