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「日本を支えた」佐藤信二氏悼む 東京 葬儀に400人

 自民党の元衆院議員で通産相や運輸相を務め、3日に84歳で死去した佐藤信二氏の葬儀が12日、東京都目黒区のサレジオ教会で営まれた。約400人が参列し、別れを惜しんだ。

 葬儀委員長の安倍晋三首相の代理で、佐藤氏と同期当選の山東昭子参院議員が「全身全霊で激動の日本を支えられた」と式辞を読み上げ、山口県議会の畑原基成議長が弔詞を述べた。安倍首相の昭恵夫人、元官房長官の野中広務氏と青木幹雄氏、山口県の村岡嗣政知事たちも祈りをささげ、献花した。

 親族を代表し、佐藤氏の次女の夫で元秘書の阿達雅志参院議員が「父の遺志を継いで精進する」とあいさつ。佐藤氏がパーキンソン病だったことを明かした。

 佐藤氏は山口県田布施町出身で、1974年に初当選。故佐藤栄作元首相の次男で、安倍首相の母洋子さんはいとこに当たる。

(2016年5月13日朝刊掲載)

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