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松江市議会委で廃炉計画説明 中電

 中国電力は13日、松江市議会島根原子力発電対策特別委員会(立脇通也委員長、9人)で中電島根原発1号機(同市鹿島町)の具体的な廃炉工程を示した廃止措置計画を説明した。

 中電島根原子力本部の古林行雄本部長らが、4段階に分け2045年度の作業完了を目指すとした計画の概要などを話した。

 使用済み燃料の搬出先を青森県六ケ所村の再処理施設の稼働を前提としている点について、委員からは「稼働しなかった場合、どうなるのか」と質問が出た。古林本部長は「稼働について大きな問題はないと聞いている」と応じた。使用済み燃料の中間貯蔵施設建設については「考えていない」とした。

 市は今後、安全対策協議会や市議会全員協議会を開き、計画についての意見を聞き、松浦正敬市長が事前了解について判断するとしている。(松島岳人)

(2016年5月14日朝刊掲載)

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