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被爆体験伝承者 研修5期生募る あすから広島市

 広島市は、被爆者の記憶や平和への思いを語る「被爆体験伝承者」の研修5期生を15日から募る。6月から約3年かけて原爆被害の実態や被爆体験を学び、2019年春から活動してもらう。

 応募資格は5年以上活動する自信がある人で、年齢や住所は問わない。本年度は9回の研修で原爆に関する知識や話し方を学ぶ。2年目以降は被爆者の個別指導で講話を作り、実習を重ねる。

 伝承者育成は12年度に始まり、15年度に1期生がデビューした。1、2期生計74人(31~78歳)が原爆資料館(中区)などで活動している。174人(17~82歳)が研修中。

 市は自らの被爆体験を語る「被爆体験証言者」の研修生も募集する。活動しているのは46人で平均年齢82歳。

 いずれの研修も無料。6月17日(必着)までに市平和推進課へ専用の応募用紙を送る。用紙は各区役所や市ホームページにある。同課Tel082(242)7831=平日午前8時半~午後5時15分。(益田里穂)

(2016年5月14日朝刊掲載)

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