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オバマ氏5・27ヒロシマへ 「被爆者対面要請を」 広島県・市・商議所 きょう岸田氏訪問

 広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長、広島商工会議所の金井誠太副会頭が18日、そろって外務省を訪れ、広島を27日に訪れるオバマ米大統領と被爆者が対面する機会を設けられるよう、岸田文雄外相に要請する。県、市、商議所は後日、安倍晋三首相にも直接働き掛ける方向で調整している。

 複数の関係者が明らかにした。3人は18日、キャロライン・ケネディ駐日大使にも会い、オバマ氏の訪問実現への謝意を伝えるとみられる。

 湯崎知事は17日の記者会見で、オバマ氏について「原爆慰霊碑への献花と原爆資料館の見学、原爆ドームの視察に加え、被爆者の話を聞いてほしい」と強調。広島から発信するメッセージについて「核なき平和な世界の実現に向けてしっかりと取り組む決意を新たにし、世界中に希望を与える力強い内容にしてほしい」と述べた。

 オバマ氏と被爆者との面会については、米政府当局者は15日に「時間の制約があり、難しい」との見方を示している。(岡田浩平、松本恭治)

(2016年5月18日朝刊掲載)

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