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「米大統領に核廃絶伝えて」市長に高校生 オバマ氏27日広島訪問

 「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」の生徒代表が17日、広島市役所で松井一実市長に会い、オバマ米大統領が広島を訪れた際に核兵器廃絶への思いを伝えるよう要望した。

 広島女学院高、修道高(以上中区)盈進高(福山市)の生徒計18人が訪問。広島女学院高3年の山口安奈・実行委員長(17)は「オバマ大統領に廃絶のメッセージを伝えてほしい」と求めた。

 盈進高1年の高橋悠太さん(15)は「被爆者の手を握ってケロイドを見てほしい。核兵器の非人道性を実感でき、廃絶の原点になる」とオバマ氏と被爆者との対面を願う気持ちを伝えた。松井市長は「米国の国内事情で見通せないが、対応できることをしたい」と応じた。

 高校生たちは、核兵器禁止条約の交渉開始などを求める8万1408筆の署名を渡すため訪問。署名は昨年6月~今年5月、街頭活動や全国の中学校、高校に依頼して集めた。(渡辺裕明)

(2016年5月18日朝刊掲載)

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