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原発事故避難計画 熊本地震踏まえ見直し 松江市長が意向

 松江市の松浦正敬市長は18日、中国電力島根原発(同市鹿島町)の事故に備えた市の広域避難計画について、震度7を2度観測し、家屋の倒壊が相次いだ熊本地震の状況を踏まえ、見直していく必要があるとの考えを示した。

 定例会見で松浦市長は、原発で事故があった際には、5~30キロ圏の住民は屋内退避するとしている広域避難計画に言及。「自宅が倒壊した場合は、避難施設などに誘導しなければならない」とした。その上で「熊本のようなケースもありうるという前提で避難計画を考えていく必要がある」と述べた。

(2016年5月19日朝刊掲載)

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