×

ニュース

平和公園訪問 準備が本格化 市消防局や外務省 オバマ氏27日広島訪問

 オバマ米大統領の訪問を前に、広島市中区の平和記念公園での受け入れ準備が本格化している。18日、市消防局は有事に備えて公園内の避難経路などの調査を開始。外務省職員も視察した。

 市中消防署の署員や特別高度救助隊員たち約40人はオバマ氏が訪れる公園内を調査。災害など万が一の事態を想定し、緊急車両の出入り口や送水口などを確認して回った。19日も続け、消防としての警備計画の策定を急ぐ。消防局の担当者は「来るべき日に備え、万全を期したい」としている。

 外務省の職員は18日夕、オバマ氏の立ち寄りが想定される原爆資料館や原爆慰霊碑を市職員の案内で巡った。原爆ドームへも足を運び、位置関係や日没時間の確認をしていた。

 オバマ氏の当日の行程は、米政府が、先遣隊の視察結果も踏まえて決める。

(2016年5月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ