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謝罪しないなら広島訪問は不要 亀井静氏が会見 オバマ氏27日広島訪問

 亀井静香元金融担当相(無所属、広島6区)は19日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、オバマ米大統領の広島訪問について「反省も謝罪もしないというのであれば、おいでいただかないでほしい」と述べた。

 姉が原爆の被害者である亀井氏は、反省、謝罪のない訪問には「凶悪、残虐な戦闘行為をした国の(現在の)代表だ」などと疑問を呈し「もし見物においでになるなら大統領をお辞めになった後でおいでください」と話した。

 会見は石原慎太郎元東京都知事とともに開き、米大統領選で共和党候補指名を確実にした実業家トランプ氏に会談を申し入れたことも明らかにした。

 亀井、石原両氏は「トランプ氏は日本に対する本質的な理解を欠き、日米関係や世界の安定に著しく危険。意見交換をして理解を深めたい」とする申し入れ書を同氏の事務所に送ったと説明。亀井氏は「超大国がエゴむき出しになりつつあることを危惧する。世界情勢、日米関係について率直に話し合いたい」と語った。

(2016年5月20日朝刊掲載)

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