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リオ五輪 開会式で黙とうを 平和首長会議要請 8・6と同じ時間帯

 平和首長会議会長の松井一実広島市長は20日、今年8月6日の「原爆の日」に営まれる平和記念式典と同じ時間帯に予定されているブラジル・リオデジャネイロ五輪の開会式で、参加者が黙とうするよう呼び掛ける文書を国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長に送った。

 開会式は日本時間の6日午前6時から同11時まで開かれる予定で、広島に原爆が投下された同8時15分を含む。英文の文書では「人類が心の底から平和を希望する思いを再確認するまたとない機会」と指摘。武力紛争やテロの犠牲者を追悼するため1分間の黙とうをささげるほか、暴力の根絶へ五輪期間中の戦闘休止などを提案している。

 同会議加盟都市でもあるリオデジャネイロ市のエドゥアルド・パエス市長にも文書を送った。(渡辺裕明)

(2016年5月21日朝刊掲載)

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