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オバマ氏訪問の27日シンポ開催 「ヒロシマの会」 広島市中区

 市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」は22日、本年度の総会を広島市中区で開いた。オバマ米大統領が広島市を訪れる27日に中区でシンポジウムを催し、日米両政府の姿勢の問題点を提起する方針を決めた。

 総会では、オバマ氏宛てに要請書を送ったことを報告。原爆投下国の大統領として広島で謝罪するよう求めた。森滝春子共同代表は「被爆者に会い、原爆投下が間違いであったと表明してほしい」と訴えた。

 広島大の大瀧慈(めぐ)名誉教授が「内部被曝(ひばく)からみるヒロシマとフクシマ」と題して講演。原爆で放射能を帯びた土ぼこりを吸い込み、がんで死亡するリスクが高まったとの指摘に、約50人が聞き入った。

(2016年5月23日朝刊掲載)

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