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被爆証言 映像で次世代へ 出演者募集 広島原爆資料館

 原爆資料館(広島市中区)は、被爆者証言ビデオの新たな出演者を10人募っている。「生の声を残して次世代に記憶を継承する機会に」と協力を呼び掛けている。

 広島で被爆し県内に住む人が対象。6月から来年1月まで、自宅など希望する場所で収録する。被爆時の状況や、その後の心身への影響を語ってもらい、1人につき15~25分に編集する。資料館で永久保存し、来年4月からホームページ(HP)で公開するほか、DVDで貸し出す。

 資料館は1986年度から2015年度までに1111人分を収録した。うち873人分は国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(中区)で視聴でき、ことし10月に新装する資料館東館でも多くを見られるようになる。

 希望者は12月28日(必着)までに応募用紙を郵送やファクスで資料館学芸課に提出する。先着順。用紙は資料館や全8区役所にあり、資料館HPでも入手できる。同課Tel082(241)4004。(森戸新士)

(2016年5月24日朝刊掲載)

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